君とベッドで秘密事。
ーーーーー……
「レナ、成績良いじゃん」
「千里ほどじゃないよ」
放課後、千里に連れられて駅ビルに入るファミレスに来た。学生にも優しい値段で、千里はチョコレートパフェを頼んで食べていた。私は、ティラミスにした。
「専門にするの?」
美味しそうにパフェを食べながら千里が訊いてくる。真相を探りたいというよりは純粋に知りたいという感じだった。だから私も隠さずに答えた。
「………就職にしようかなって」
「は!!?」
千里の驚く顔、面白い。
「どういうこと!!だって、普通に大学行けるじゃん!」
「………そうなんだけどね」
曖昧に笑うことしか出来なかった。ティラミスは、まだ半分残っていたけどこれ以上食べる気は起きなくてスプーンを置いた。