君とベッドで秘密事。
「普段は冷めているような雰囲気のくせに甘える時は子供のようで、そのギャップが可愛くて仕方なかった。
颯真ってすがるように呼ぶ声を聴く度守ってやらなきゃって思った。レナと同じベッドで寝るたび何度も俺のものにしたいって思った。
レナが喜んでくればって柄でもない朝飯作ったり。最初は自分のことなんて話してくれなかったのに、兄貴のことを話してくれたのも俺のことを信頼してくれたのかなって嬉しくなって」
その言葉を聴いて、颯真の方に身体を向ける。すると彼は今までに見たことがない表情をしていた。優しい太陽みたいな笑顔だった。
「レナ、お前が好きだ」
真っ直ぐ私の瞳を見て言ってくれたその言葉。すっと私の心に入ってきたその言葉。満たされた気持ちになって嬉しくなって、これが好きってことなのかって思った。
自覚をしたら恥ずかしさなんてなくなった。目の前にいる颯真が可愛くて、キスをした。目を丸くして驚き悔しそうな顔をする颯真に思わず笑ってしまった。