鈍感な君へ
「てか俺、髪色変えてぇんだけど、泉やって?」


裕士が自分の金色に近い髪を弄りながら言った


「はあ?やだよ。」


露骨に嫌そうな顔する泉


「何でだよ、頼む~」



「やだ。彰に頼めば?めちゃ綺麗じゃん髪」



彰の髪を見れば物凄く綺麗な茶色の髪だった


「俺、地毛だし」


雑誌から目を話すことなく言った


「うそ?地毛なの?綺麗っ」


地毛とは思えないほどの綺麗な色だった


「彩奈も綺麗じゃん?これも地毛?」


晴樹が私の髪を撫でた


やばーいっ。顔赤いよね?どうしよ、動けない…


心臓やばいって



「あ、彩奈は地毛じゃないよねぇ」



泉がフォローを入れてくれた



「う、うん。染めてるよ」


「まじか。俺もそんくらいの色にしよっかな」


オレンジの髪を弄る


「いいんじゃない?」


「やってよ?彩奈が」


え…、やっていいの?


やります!!むしろやりたいっ


「いいよ。やったるわあ」
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