鈍感な君へ
お弁当を開いてみたものの 食べる気になれない





そんな時だった

――…チャララ~チャララ~




と携帯の着信がなった






「やば、マナモにするの忘れてた」






あたしは慌てて携帯を取り出す





着信は晴樹からだった







「も、もしもしっ?」





勢いよく電話に出るあたし






『……っ』





だけど晴樹は何も言わなかった







「晴樹…?」






『――ッザー…あ―…な…』







そこで電話は切れた
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