鈍感な君へ
その後のことはよく覚えていない
だけどばあちゃんの頭には大きな
腫瘍が出来ていてもう手遅れで、
長くはないと聞いた
『後一週間…、もつかどうか…』
言いずらそうに言う医師
後ろから何かで殴られたような気がした
真っ白になる頭
ぐるぐる目が回る
――死ぬ?ばあちゃんが?
理解ができない
訳が分からない
吐きそうになるのを必死に堪え
ただただ、呆然としていた
病室のドアに手をかけようとした時
2人の笑い声が聞こえてきた
俺はそっと2人の話をドア越しにきいた
だけどばあちゃんの頭には大きな
腫瘍が出来ていてもう手遅れで、
長くはないと聞いた
『後一週間…、もつかどうか…』
言いずらそうに言う医師
後ろから何かで殴られたような気がした
真っ白になる頭
ぐるぐる目が回る
――死ぬ?ばあちゃんが?
理解ができない
訳が分からない
吐きそうになるのを必死に堪え
ただただ、呆然としていた
病室のドアに手をかけようとした時
2人の笑い声が聞こえてきた
俺はそっと2人の話をドア越しにきいた