鈍感な君へ
みかんのことや、

彩奈のこと、


学校や友達のこと




とにかく色んな話をした


するとばあちゃんは
いつもと変わらぬ笑顔を零した







優しく笑うばあちゃんを



無意識に目に、頭に焼き付けていた




もう伝えれなくなるかもしれない、

もうこの笑顔が見れなくなるかもしれない


頭のどっかでそう思ってた





本当に無意識で、そしてそれに気付いた時



俺は愕然とした




何が受け入れられない、だ…




頭では受け入れていた



こうやって自然に 最期 と

考えていた




バカみたいだ…


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