鈍感な君へ
「待ちなさい」
鋭い眼に見つめられ
動けなくなった
「…生憎今日は、用がある」
そう言って腕を離す
「どこか店にでも入ろうか」
そう持ちかけてきたけど
俺は咄嗟に断る
「いいよ、ここで。…んで何?」
きっと俺が雨に濡れているのを
気にしてくれているんだろうが、
そんなことはどーでもよかった
――…こいつの顔なんて
長く見ていたくない
「そうか…。」
渋って話そうとしない
あの人に苛立ちが募る
「なんだよ、早く話せよ」
強めの口調で言う
「悪い…。」
「…」
鋭い眼に見つめられ
動けなくなった
「…生憎今日は、用がある」
そう言って腕を離す
「どこか店にでも入ろうか」
そう持ちかけてきたけど
俺は咄嗟に断る
「いいよ、ここで。…んで何?」
きっと俺が雨に濡れているのを
気にしてくれているんだろうが、
そんなことはどーでもよかった
――…こいつの顔なんて
長く見ていたくない
「そうか…。」
渋って話そうとしない
あの人に苛立ちが募る
「なんだよ、早く話せよ」
強めの口調で言う
「悪い…。」
「…」