鈍感な君へ
ポンと背中を叩いた



「裕士っ」



「おわっ」


よほどビックリしたのか声を上げた



「そんなビックリしんくてもいいじゃん」



「彩奈~っ、待ってたんだぞ」



「はあ?あたしを?」



「おうっ」



裕士は笑ったけど、どこか元気がないようにも見える



「何で…?何かよう?」



「ちょっと、相談したいことがあって」



「珍しいね。いいよ、何でも聞いたる」



「まじ?」




その言葉を聞いて裕士は目を輝かせた




「う、うん…」



「まじさんきゅっ。お前にしか言えないんだわ」



「そうなの…」



何だろう…



あたしにしか言えないことって



恋愛系?友情系かなぁ?
< 15 / 150 >

この作品をシェア

pagetop