鈍感な君へ
晴樹は鏡の前に座った





「ほんとにこの色でいいの?」




「ああ。」




今のオレンジの髪とは対照的な落ち着いた黒に近いような茶色





何か想像できないかも






液を晴樹の髪に馴染ませる





「くっせー」





「ほんとぉ、この匂い嫌い」





液からは鼻がツーンとするような匂いがする






一通り馴染ませた




「よし、じゃあ20分くらい置いとくよ」





「おう。さんきゅ」




「なんか、めっちゃ痛みそうだね」





「かもなぁ」
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