鈍感な君へ
そして15分くらい晴樹の部屋で待った





すると階段を上がってくる音がした






来たっ





どんな色だろ!!





期待に胸を膨らませていた





でも入って来たのは意外な人物だった






「…あれ?晴樹はいないのかい?」






―晴樹のお父さんだ…





「あ、はい…」





「そうか…。また来るとだけ伝えておいてくれますか?」






ちょっと寂しそうな顔を見せて言った





「分かりました」




「晴樹のこと、…よろしくお願いします」





何と勘違いしたのか、頭を下げてきた




「え、あ…はい」



あたしも立ち上がり頭を下げた




暴力振るったりするよな人には見えなかった…
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