鈍感な君へ
「なぁ、ご飯食ってけって」






「え、いいよ。迷惑だし」





「いいって、世話になったし」





「でも…」





「うちのばあちゃんの料理まじ上手いから」





嬉しそうに笑う晴樹を見て断りにくくなった





「じゃあ、お言葉に甘えて…」





「よしっ」





時間を見ると6時を回っていた





お母さん旅行行ってるんだった





お父さんも遅いし…




まっいっかあ




あたしと晴樹は下のリビングに向かった




晴樹のおばあちゃんは料理を始めていた
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