鈍感な君へ
思っていたよりも早く雨は上がった






「やんだねぇ」






見上げてみれば雲はまだ黒いけど雨はやんでいた







また蒸し暑くなりそうっ







「どうする?もうすぐ6時だけど」






彰が言った






「帰る?」






「え~っもお?」





由紀がいつもより高い声を出す






「花火、やろーぜっ」





晴樹が子供みたく笑った





「賛成!!やりたいっ」





全員一致で花火をやることになった
< 48 / 150 >

この作品をシェア

pagetop