鈍感な君へ
「早速やろ」




泉が花火を持ち火をつける





さりげなく彰がその火をもらう






そんな2人を切なそうに見て裕士も火をつける





「裕士くん、火ぃちょうだいっ?」





甘い声で由紀が言う






「いいよ」





その声は明らかに元気が無い






「…ほれ、火」





突然花火に火がついた





「晴樹…。ありがと」





普通の花火を一通りやり終えた





「ロケット花火じゃ~」




裕士は元気を取り戻したのか叫んだ






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