鈍感な君へ
ハニカミながら傍に寄る2人を騒ぎ立てる






晴樹と由紀





そしてそんな泉と彰を呆然と見つめていた裕士







一つの恋が叶い





一つの恋が散った







「裕士…」





声をかけると、あたしの方は向かないで





「やっぱ、両想いだったんかぁ…」






と小さく言った





そしてニッコリ微笑んで






「お祝いしよーぜ?」と言って泉達のところに




行ってしまった





――…強がりなんだから…




胸が苦しくなった
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