鈍感な君へ
遅すぎた恋
楽しかった夏休みは裕士の失恋という





苦い思い出を残し終わった












がやがや五月蝿いファミレス





お昼時だから混んでいる店内





そして向かいに座るのはやっぱり裕士







「…で?また何?」





あたしはまた裕士に呼び出された





「いや、今日はお礼がしたくてさ、何か奢るし」




その言葉を聞いたあたしは




「じゃあ遠慮なく」






チーズケーキを頼んだ





「あのさ、一つ聞いていいか…?」





裕士が真面目な顔で言った





「何?」




< 60 / 150 >

この作品をシェア

pagetop