鈍感な君へ
学校に着いて晴樹の教室を覗いてみると







晴樹は机に突っ伏していた








何だ…、おるじゃん…






朝から寝るなよ、バカ晴樹







寂しさを堪え心の中で言った







教室に入ると泉が居た







「おはよー、泉」






声をかけるとすぐにこっちに笑顔を向けてくれた







「おはよう、彩奈」







泉からは甘い香水の香りがした






「てか、今日晴樹と一緒に来てなかったじゃん」


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