光輝く野獣~そんな男に私は~



初めは別に、あの男を恨んではなかった


親が決めた名前だ、あの男が悪い訳じゃないから



けど、あの男を見かけたときなにかが崩れた



周りにはたくさんの人がいて、男も女も尊敬の眼差しで見ていたから


それもそう。

だってそれほど美しかったから



“光輝く野獣”のように美しかったから



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