今日、悪魔の下僕になりました




「あの…消そうと思ったんだけど人きちゃって消せなかったの…ごめんね」



声の主は、クラスの学級委員で、あまり発言もしないような大人しめの女の子



日比野みことさん-mikoto hibino-だった



……普通人が来てもこういうのって消すもんじゃないの?



ううん、消そうと思ってくれただけでも感謝しなくちゃ



「いいよ全然!私自分で消すから」



心配かけまいといつも通りの笑顔でいうと黒板消しを手に持った




「美羽私も消すよ、犯人見つけたらぼこぼこにしてやるんだから」



帆乃花も怖い顔をしながら黒板消しを手に持った



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