今日、悪魔の下僕になりました




「ちょっと!そんな言い方ないんじゃ「あ?主人に向かって刃向かうのかよ」




今にも胸ぐらを掴みそうな勢いで近くに寄ってきた



……やっぱ、恐怖にはかてませぇん




「なんもないっす」




私はそそくさと教室の隅っこに隠れた




「気持ちも伝えてねぇのに、ずるくねーの?」




妙に納得させるようなことを言い放つ悪魔




「………」




日比野さんは何かを決心したように顔を上げて賢人君に歩み寄る



< 79 / 107 >

この作品をシェア

pagetop