今日、悪魔の下僕になりました




賢人君は困ったように頭をかいた




「俺は……」




ごくりとつばを飲み込んで賢人君の言葉を待つ



賢人君はゆっくり口を開いた




「あいにく、俺クリスマス部活なんだよね」




申し訳なさそうな顔して、胸の前に右手をあげた




私はほっとして胸を下ろす




…でも、これは束の間のことで___…




賢人君は何か思い出したように表情が明るくなった




「でも___…」



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