今日、悪魔の下僕になりました




通りかかる女子たちは私たちをみて小声で何かを言った




「あの子、イケメン君に相手にされてないなんてかわいそうだね」




たまたまそれが耳に入って、カーッと顔があつくなっていくのが分かった




なんか、私が渚君好きみたいなことになってるんですけど!



それもこれもこの男のせい…!!!




真っ赤になった顔を隠すように下を向いて隠すように歩く




…と、突然立ち止まった渚君の背中に思い切り顔面がぶつかった




「いだっ!!!」




ヒリヒリする鼻を押さえた




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