ヤクザに愛された歌姫【完】
『行ってくるね?』



「行ってらっしゃい。」



あたしが玄関のドアを開けた時
いきなり苦しくなった。




「延珠!!」



『あたし………やっぱ…り神…様に
嫌われて…るのかな?』




「そんな事ない!
神様は延珠が羨ましいの!
みんなから愛されてる
延珠が羨ましいからいじわるしてるの!」




ママは救急車を呼んでいた。




なんで今なの?
あたし獅狼に会いたい。



あたしの意識は朦朧としてきた。





そのままあたしは
意識を手放した。





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