ヤクザに愛された歌姫【完】
「全然劣ってねぇな。」



あたしはその声に
目を向けると肩で息をする獅狼がいた。



「お前は奇跡を起こした。
そして俺はお前を見つけた。」



あたしにペアリングを差し出し指にはめてくれた。
獅狼はあたしを抱きしめてくれた。



なんでかわからないけど
あたしは獅狼に触れられる。



『あたし獅狼を愛してる。
それはこれからもずっと変わらない。』




「俺も延珠の事……!?」



あたしは獅狼にキスをした。
獅狼が何を言おうとしか
なんとなくわかっていた。




ごめんね?獅狼…






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