ヤクザに愛された歌姫【完】
獅狼side
信じたくなかった。
もう延珠がいないなんて…
俺はそっと延珠に近づいた。
延珠はまるで眠ってるだけで
目を覚まして
『獅狼?どうしたの?』
そう笑いかけてくれる
そんな気がした。
「あの幻は延珠が起こした奇跡なのか?
俺に会いに来てくれたのか?」
俺の問いかけに延珠は答えない。
「こんな事なら逃げ出したりしないで
ずっと一緒にいればよかった。」
「獅狼くん?あの日があるから
今があるんだとしたら
延珠は何一つ後悔なんてしてないよ?」
ヒカリさんは泣いている
俺にそう言うと
延珠の髪を優しく撫でた。
つらいのはヒカリさんも
みんなだって同じなんだ。
もう延珠がいないなんて…
俺はそっと延珠に近づいた。
延珠はまるで眠ってるだけで
目を覚まして
『獅狼?どうしたの?』
そう笑いかけてくれる
そんな気がした。
「あの幻は延珠が起こした奇跡なのか?
俺に会いに来てくれたのか?」
俺の問いかけに延珠は答えない。
「こんな事なら逃げ出したりしないで
ずっと一緒にいればよかった。」
「獅狼くん?あの日があるから
今があるんだとしたら
延珠は何一つ後悔なんてしてないよ?」
ヒカリさんは泣いている
俺にそう言うと
延珠の髪を優しく撫でた。
つらいのはヒカリさんも
みんなだって同じなんだ。