ヤクザに愛された歌姫【完】
延珠とヒカリさんは
ドリームの花形だった。
センターだった
延珠の隣に常にいたヒカリさん。
俺もジュンがいなくなったら…
きっとヒカリさんみたく泣く。
『今ヒカリ泣いてるでしょ?
泣いてるなら笑ってよ。
ヒカリの笑顔があたしは
大好きなんだから。』
まるで映像の中の延珠は
この場にいるようだった。
『それにね?
あたし青葉会との事
獅狼や紅葉会の仲間になったみたいで
本当に嬉しかった。
もう傷つくのはあたしで終わりにしてほしい。』
「延珠ちゃん…!」
ばあさんはそれを聞いて
泣き崩れてしまった。
『このお腹の傷は今でも
大切な勲章だよ。』
「ありがとう…本当にありがとう…」
俺は生まれてはじめて
じいさんが泣いたのを見た。
『やっぱりあたし獅狼が大好き
だれよりも愛してる。
だけどこの先獅狼の未来に
あたしは絶対にいない…
整備士になれてるかな?
獅狼ならきっとなれてるよね。
だってあたしの愛する人だもん。
獅狼のツナギ姿は
あたしが1番好きな格好なんだよ?』
俺は自分の職場のツナギを見た。
俺だって延珠に見せたかった。
いつも車やバイクをいじっていると
いろいろと楽しそうに聞いてきて
俺のそばにいた延珠…
車いじりから料理から
なんでもできた俺にいつも
くっついて覚えていく延珠…
もっとたくさん教えてやりたかった。
今だって俺になにか
聞いてくるんじゃないかって
思わずにはいられないんだ。
ドリームの花形だった。
センターだった
延珠の隣に常にいたヒカリさん。
俺もジュンがいなくなったら…
きっとヒカリさんみたく泣く。
『今ヒカリ泣いてるでしょ?
泣いてるなら笑ってよ。
ヒカリの笑顔があたしは
大好きなんだから。』
まるで映像の中の延珠は
この場にいるようだった。
『それにね?
あたし青葉会との事
獅狼や紅葉会の仲間になったみたいで
本当に嬉しかった。
もう傷つくのはあたしで終わりにしてほしい。』
「延珠ちゃん…!」
ばあさんはそれを聞いて
泣き崩れてしまった。
『このお腹の傷は今でも
大切な勲章だよ。』
「ありがとう…本当にありがとう…」
俺は生まれてはじめて
じいさんが泣いたのを見た。
『やっぱりあたし獅狼が大好き
だれよりも愛してる。
だけどこの先獅狼の未来に
あたしは絶対にいない…
整備士になれてるかな?
獅狼ならきっとなれてるよね。
だってあたしの愛する人だもん。
獅狼のツナギ姿は
あたしが1番好きな格好なんだよ?』
俺は自分の職場のツナギを見た。
俺だって延珠に見せたかった。
いつも車やバイクをいじっていると
いろいろと楽しそうに聞いてきて
俺のそばにいた延珠…
車いじりから料理から
なんでもできた俺にいつも
くっついて覚えていく延珠…
もっとたくさん教えてやりたかった。
今だって俺になにか
聞いてくるんじゃないかって
思わずにはいられないんだ。