ヤクザに愛された歌姫【完】
「マジでだる~!」



「獅狼はいつもだるそうだな。」



今日は近所で昔から
仲の良かった1つ上の先輩ジュンと
近くのショッピングセンターに来ていた。




「やっぱりあの彼女といる
獅狼のが人間らしかった。」



「もうアイツの話しはやめろ。
それにアイツは俺を恨んでるよ。」




タバコに火をつける
俺をやれやれと言うような
顔で見つめるジュン。





「なんか割りのいい仕事ねぇかな?」




「また整備士になる夢
追いかければいいだろ?」




ジュンにそう言われて
俺はタバコを投げ捨てた。







< 2 / 118 >

この作品をシェア

pagetop