ヤクザに愛された歌姫【完】
そしてプロデューサーからは
マネージャー募集は最終選考まで
進んでいる事を知らされた。




「今日うちの事務所で
最終選考あるみたいだよ?」



事務所の廊下を歩いていると
ヒカリがそう言ってきた。



『そうなんだ。』




「あの人達じゃない?応募者!
例のカレもいたりして!」



ニヤニヤするヒカリを
尻目にあたしは応募者の
2人組を見た。




えっ……?



あたしは立ち止まってしまった。



『ジュンと獅狼…』


「もしかして例の?
どっちの人?」



『細くてガタイのいい方。』



あたしは獅狼を見ながら
ヒカリに答えていた。




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