ヤクザに愛された歌姫【完】
あたしはそこにいた
獅狼の姿にビックリして
両手で口を塞いだ。


「よかったね?」



それに気づいた
ヒカリはあたしに
声をかけてくれた。


ジュンも一緒に受かったんだ。



「自分の正体話すの?」



あたしはヒカリの質問に
首を横にふった。



「そっか…気づいてくれるといいね?」



『うん…』



もしかしたら気づかない方が
いいのかもしれない。



「長谷川獅狼くん。
延珠の公認のマネージャーになります。」



獅狼があたしのマネージャーに
なったのは偶然なのか
必然なのかわからないけど
また一緒にいられるんだ。




『よろしくね!』




あなたをもう失いたくない。






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