ヤクザに愛された歌姫【完】
ドラマが始まってから
ドリームはますます人気になり
もちろんセンターの延珠も
毎日大忙しだった。



町を歩けばそこらじゅうに
目に止まるドリーム。



大会の優勝候補になんて
騒がれていた。



そんなある日。



「だから忙しいんだって!
………わかった。」



『どうしたの?』



イライラしながら
電話を切った
俺に心配そうに聞いてくる延珠。




「今日この後オフだよな?
ちょっと付き合ってくんね?」



『別にいいけど…』



仕事を終えて時間がなかったため
仕方なく延珠は衣装のままで
俺はある場所に向かった。




今から行く先に
俺は心配そうに延珠を見た。










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