ヤクザに愛された歌姫【完】
「こいつらだって真剣だ。
それにジュンは関係ないだろ。
俺も家業には支障出してないし
誰にも迷惑かけてねぇ!」
本当に昔からムカつくじいさんだ。
『あたしは獅狼にたくさん
迷惑かけてます。
きっとこれからも…
でもあたしには獅狼がいないとダメなんです。』
延珠……。
俺は延珠の言葉が嬉しかった。
「それなら…」
じいさんは立ち上がると
延珠に近づき刀を向けた。
「じいさん!」
俺が止めに入ろうとした瞬間
延珠は俺の前に腕を出して止めた。
「獅狼の家業を知っていて
一緒にいたいと言う事は
獅狼に命を預けられるのか?」
『預けます。あたしは獅狼を信じてるから。
獅狼のそばで歌います。』
延珠はゆっくりと
刀の持ち手を掴むと
自分の髪を切り落とした。
その行動にその場にいた
全員が言葉を失った。
上手いぐらいに
ボブになった延珠の髪型。
「もういいでしょ?」
その声の方に振り向くと
そこにはジュンがいた。
「心配で後をつけて来たら
おもしろい事になってて驚いたよ。」
冷静にそう言うジュン。
それにジュンは関係ないだろ。
俺も家業には支障出してないし
誰にも迷惑かけてねぇ!」
本当に昔からムカつくじいさんだ。
『あたしは獅狼にたくさん
迷惑かけてます。
きっとこれからも…
でもあたしには獅狼がいないとダメなんです。』
延珠……。
俺は延珠の言葉が嬉しかった。
「それなら…」
じいさんは立ち上がると
延珠に近づき刀を向けた。
「じいさん!」
俺が止めに入ろうとした瞬間
延珠は俺の前に腕を出して止めた。
「獅狼の家業を知っていて
一緒にいたいと言う事は
獅狼に命を預けられるのか?」
『預けます。あたしは獅狼を信じてるから。
獅狼のそばで歌います。』
延珠はゆっくりと
刀の持ち手を掴むと
自分の髪を切り落とした。
その行動にその場にいた
全員が言葉を失った。
上手いぐらいに
ボブになった延珠の髪型。
「もういいでしょ?」
その声の方に振り向くと
そこにはジュンがいた。
「心配で後をつけて来たら
おもしろい事になってて驚いたよ。」
冷静にそう言うジュン。