ヤクザに愛された歌姫【完】
そして次の日。


「獅狼くんとジュンが迎えに来たよ。」




『………ん?』




ヒカリの声にあたしは
目を覚ましゆっくり起き上がった。




あれ?
視界がぼんやりする。
それに頭が痛いしボーッとする。




あたしはベッドから
出てリビングに行こうと
歩き出すとその場に倒れてしまった。



「どうした?」




なかなか部屋から
出てこないあたしを
心配したのか獅狼が
様子を見に来た。



『勝手に女の子の部屋に
入ってこないでよ。』




「わかったから早く支度しろ。
会場行く前にメシも食べろ。」




獅狼はそれだけ言うと
部屋から出て行った。







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