ヤクザに愛された歌姫【完】
俺はわけがわからなかった。


「今延珠ママから連絡きた!
延珠がっ………!」



俺とヒカリちゃんとジュンと
ばあさんで延珠の母親に
言われた病院に向かった。



延珠は無事に手術が終わり
安定した頃に日本に戻ってきていた。




「延珠!!」


病室に飛び込むと
そこには延珠の母親が泣いていて
ベッドには延珠が眠っていた。



俺がベッドに近づき
延珠の頬に触れると冷たい。



でも頬と唇はピンク色で
服は俺がさっき見た延珠が着ていた
ピンクのワンピースだった。



「延珠の手術は成功したの。
でも病は延珠を逃がさなかった。」



「どういう事ですか?」




俺は泣いている母親に聞いた。






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