Disposable
ジャングルの村
刑務所を脱獄し、一体何時間ジャングルを歩き続けただろうか。
マクナイト分隊を退けて以降、追っ手らしき影は見当たらない。
「バニング、なぁバニング」
僅かに呼吸を乱しながら、ヒューが後ろで言う。
「少し休もうぜ」
「何だ、もう疲れたのか?」
肩越しに振り向いて、バニングがヒューの顔を見る。
「いや…俺は全然平気だけどな…お前は歳だろ?少しは休ませてやらないと可哀相だと思ってな」
下手な嘘をつくヒュー。
「俺も全然平気だ」
「無理すんなよ、ヘトヘトだろ?」
「いや」
「ホントにか?」
「ああ、あと2日は余裕で歩き続けられる」
「……」
「……」
「あー!悪かったよ!」
大袈裟に両手を上げるジェスチャーを見せながら、ヒューは声を上げた。
「喉は渇いたし足が棒みたいだ、少し休憩にしようぜ」
「…そうしよう」
バニングは微かに笑った。
マクナイト分隊を退けて以降、追っ手らしき影は見当たらない。
「バニング、なぁバニング」
僅かに呼吸を乱しながら、ヒューが後ろで言う。
「少し休もうぜ」
「何だ、もう疲れたのか?」
肩越しに振り向いて、バニングがヒューの顔を見る。
「いや…俺は全然平気だけどな…お前は歳だろ?少しは休ませてやらないと可哀相だと思ってな」
下手な嘘をつくヒュー。
「俺も全然平気だ」
「無理すんなよ、ヘトヘトだろ?」
「いや」
「ホントにか?」
「ああ、あと2日は余裕で歩き続けられる」
「……」
「……」
「あー!悪かったよ!」
大袈裟に両手を上げるジェスチャーを見せながら、ヒューは声を上げた。
「喉は渇いたし足が棒みたいだ、少し休憩にしようぜ」
「…そうしよう」
バニングは微かに笑った。