Disposable
「ポジションで歩く順番は決めればいい。誰が前を歩くかなんて、それでいいだろう」
バニングが言う。
Disposableの現メンバーは3人。
バニングはチームのリーダー、分隊や班で言えば指揮官なので、先頭を歩くのは当然だ。
「私はゲリラではリーダーを務めていたわ」
ハルが言う。
流石にDisposableに参入したばかりのハルがリーダーというのは無理があるので、せいぜいサブリーダー、バニングの補佐といった所だろう。
「貴方はどうなの?過去の経歴は?」
ヒューに問うハル。
「……」
ヒューはやや口籠る。
「…衛生兵だ」
「え?」
ハルが訊き直す。
「何ですって?」
「だから!衛生兵だよ!」
ヒューは自棄気味に言った。
「俺が昔所属していた傭兵部隊は、頭数が少なかったからな。1人が幾つもの役割を兼任していたんだ。衛生兵が専門だった俺も、戦闘や特殊任務をバンバンやらされてな。今じゃ手当てや治療よりも戦闘が得意になっちまった」
バニングが言う。
Disposableの現メンバーは3人。
バニングはチームのリーダー、分隊や班で言えば指揮官なので、先頭を歩くのは当然だ。
「私はゲリラではリーダーを務めていたわ」
ハルが言う。
流石にDisposableに参入したばかりのハルがリーダーというのは無理があるので、せいぜいサブリーダー、バニングの補佐といった所だろう。
「貴方はどうなの?過去の経歴は?」
ヒューに問うハル。
「……」
ヒューはやや口籠る。
「…衛生兵だ」
「え?」
ハルが訊き直す。
「何ですって?」
「だから!衛生兵だよ!」
ヒューは自棄気味に言った。
「俺が昔所属していた傭兵部隊は、頭数が少なかったからな。1人が幾つもの役割を兼任していたんだ。衛生兵が専門だった俺も、戦闘や特殊任務をバンバンやらされてな。今じゃ手当てや治療よりも戦闘が得意になっちまった」