Disposable
「交渉決裂だ。もう爆弾は要らねぇ。お空の上で粉微塵になりやがれ」

言い放って電話を切ろうとするガルフ。

その耳に。

『勘違いしてるのはそっちだ』

バニングの声が届いた。

『俺達は今、お前の頭の上を飛んでるんだぜ?』

「あぁ?それがどうか…」

言いかけて、ガルフはハッとする。

サーモバリック爆弾を積んだ、HU-16水陸両用飛行艇。

それが今、ガルフ・カルテルのアジトの上を飛んでいる…。

「テメェ、まさか!」

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