Disposable
食事を終えると、バニング達受刑者は労働に向かう。

気温42度の炎天下、荒野にハイウェイを通す為の基礎工事。

3メートル間隔で、鉄製の杭を何百本も硬い大地に打ち込んでいく。

しかもハンマーで、手作業でだ。

バニングはグリーンベレーの出身。

屈強な肉体の持ち主だ。

他の者が5回ハンマーで叩いて杭を打ち込む所を、彼は2回で打ち込んでしまう。

彼はいつ如何なる時でも、肉体の鍛錬には余念がない。

この労働すらも、鍛錬の一環という訳だ。

「休憩!」

数時間の労働の後、看守が叫んだ。

バニングはハンマーを置き、額の汗を拭う。

食事の時間だ。

彼はヒューと共に、食事に向かった。

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