Disposable
社では800人の部隊を構成し、訓練を受けた自社要員と、ヘリコプターなど航空機を含む装備を有し、戦闘への参加、戦地での護衛、治安維持活動、危険地域での輸送、後方支援、軍事コンサルティング等を提供する。

社員達は業務の優秀さに定評がある一方で攻撃的で荒っぽいとされ、武器の横流しや目に付いた民間人を無差別に撃って遊ぶ『実弾演習』が常態化している。

また社員達の傲慢な言動や猟色癖など態度が非常に悪い事などを指摘されており、同じ民間軍事会社の社員など関係者達からもアウトカムズ社を酷評する声がある。

「バグダッドでアウトカムズ社員がイラク人17人を射殺する事件が発生したけど、アウトカムズ側は正当性を主張したって話よ」

ハルが汚いものを思い浮かべたような顔で言う。

『随分な言い草だな、我が社はあくまでクリーンな民間軍事会社だよ』

反論するエリックだが。

「クリーンな会社が、サーモバリック爆弾を麻薬カルテルに売りつけたりするのか？」

バニングは指摘する。

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