Disposable
ジャングルでの戦闘とは明らかに異なる、マクナイト分隊の動き。

やはりバニング達が圧倒できたのは、ジャングルというフィールドでの優位があったからだった。

有視界戦闘において、遮るもののない戦いではマクナイト分隊を凌駕する者は少ない。

彼らは幾つもの大規模戦闘を生き残ってきた歴戦の雄なのだ。

そう簡単に勝利出来る筈がない。

マクナイトとグライムズの射撃に追い立てられるハル。

ジェフの蹴りを腹に食らって押し込まれるバニング。

2人は背中合わせにぶつかる。

「調子はどうだハル」

「絶好調、そっちは?」

「ああ、悪くない」

軽口を叩くものの、共に息は上がっている。

流石はタスクフォースきっての精鋭部隊といった所か。

Disposableは追い詰められつつあった。

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