Disposable
Duel
階段を昇り詰める。

ノベスキーN4のフォアグリップをしっかりと握り締めたバニングは、ドアを蹴破った!

…アウトカムズ社、社長室。

部屋の一番奥に、エリック・アウトカムズが座っていた。

アウトカムズUSAの社長。

アメリカ海軍に入隊して特殊部隊SAELsに入隊し、チーム8の一員としてハイチ、ボスニアなどで任務に参加した。

金髪、無精髭、端正な顔立ちながら、筋骨隆々とした体格はバニングにも引けを取らない。

彼は言う。

「100万ドル出そう。我が社で働かないか?」

「悪党にはお決まりの台詞だな。誰でも金で靡くと思ってやがる」

バニングは即答だった。

「その倍の金を積まれてスカウトされたが、俺はDisposableを選んだ」

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