Disposable
強打を受けたエリックは転倒する。

既に顔面は血塗れ、元の顔立ちからは程遠い。

「構やしないだろう。棺桶に入る時は整形してもらえるさ」

ゆっくりと歩み寄っていくバニング。

「くっ!」

ナイフを握り締め、エリックは再び襲いかかる!

お返しとばかりに顔面狙いの刺突!

バニングはこれを上体を逸らして躱し、腕を摑んで一本背負い!

背中からテーブルの上に叩き付けられるエリック。

衝撃でテーブルが潰れた。

「諦めろ」

バニングは再び歩み寄っていく。

2発弾丸を食らい、ナイフを持っているという優位があっても、手も足も出ない。

SEALs出身のエリックが、バニングに全く太刀打ちできなかった。

< 215 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop