Disposable
凶暴な音を立てて、銃口から吐き出される5.56ミリ弾!
フルオートで連射されるそのスピードは、常人ではとても対応できるものではない。
ところがマリオンは、銃口の向きやバニングの視線から弾道を予測、ジャングルの樹木を盾に、射線を回避した。
弾倉に装填された5.56ミリ弾が尽きる。
「……」
射撃の危険がない事を悟り、マリオンはバニングの前に出てきた。
マチェットを見せつけるようにして、呟く。
「俺の自慢の逸品だ。どうだ?俺と斬り合う度胸があるか?」
「……」
バニングは無言でノベスキーN4を置き、腰のナイフホルダーからアーミーナイフを抜いた。
マリオンはニヤリと笑う。
「大した肝っ玉だ。それだけは誉めてやろう」
マチェットを片手に、ジリジリと動くマリオン。
バニングもアーミーナイフを構えたまま、ジワリと動く。
「せぁっ!」
先制はマリオン。
横薙ぎから斬り上げの連続技!
バニングはこれを紙一重で躱した。
続けてマリオンの斬り下ろし!
バニングはアーミーナイフで斬撃を捌く。
金属音が響く。
両者は間合いをはかりながら動いた。
「何故、俺を狙う?」
ジリジリと動きながらバニングが言う。
「大した理由じゃないさ」
マリオンも動きながら言った。
「テメェが気に入らねぇのさ…同じ人殺しの兵士の癖に、1人だけモラリストを気取るテメェがな」
フルオートで連射されるそのスピードは、常人ではとても対応できるものではない。
ところがマリオンは、銃口の向きやバニングの視線から弾道を予測、ジャングルの樹木を盾に、射線を回避した。
弾倉に装填された5.56ミリ弾が尽きる。
「……」
射撃の危険がない事を悟り、マリオンはバニングの前に出てきた。
マチェットを見せつけるようにして、呟く。
「俺の自慢の逸品だ。どうだ?俺と斬り合う度胸があるか?」
「……」
バニングは無言でノベスキーN4を置き、腰のナイフホルダーからアーミーナイフを抜いた。
マリオンはニヤリと笑う。
「大した肝っ玉だ。それだけは誉めてやろう」
マチェットを片手に、ジリジリと動くマリオン。
バニングもアーミーナイフを構えたまま、ジワリと動く。
「せぁっ!」
先制はマリオン。
横薙ぎから斬り上げの連続技!
バニングはこれを紙一重で躱した。
続けてマリオンの斬り下ろし!
バニングはアーミーナイフで斬撃を捌く。
金属音が響く。
両者は間合いをはかりながら動いた。
「何故、俺を狙う?」
ジリジリと動きながらバニングが言う。
「大した理由じゃないさ」
マリオンも動きながら言った。
「テメェが気に入らねぇのさ…同じ人殺しの兵士の癖に、1人だけモラリストを気取るテメェがな」