蒼空の下を、キミと2人で
「由紀!にこちゃん!日和ちゃん!」



蒼のお父さんだった。



会話はなかった。



不安と、後悔で胸がいっぱいだった。



プラネタリウムが終わったとき、体調が悪いのわかってたのに…



いやでも休ませてあげれば…



それより寝過ごさなければ…



考え出したらきりがない。



「水瀬 蒼さんの両親の方」



「「はいっ」」



蒼のお父さんとお母さんが立ち上がった。



つられて私もたった。



「蒼さんは無事です。」



よかった。



ほっとして、力が抜けて座り込んでしまった。



「ご両親にはお話があります」



お医者さんの真剣そうな表情。



蒼は無事なのに…何か悪いことがあるんじゃないかって。



お姉ちゃんと2人で待った。



「何の話だろう…



蒼、大丈夫かな…」



「今は、待たなきゃ」
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