蒼空の下を、キミと2人で
「あっ、雨。」



彩花はまだ部活だし…



駅まで走るか、と思ったとき。



「にこ。



一緒に駅まで行こう?」



振り返ると、叶多先輩がいた。



「叶多先輩っ!」



「どうせ、にこのことだから、寝坊して、慌ててたんだろ?」



見ると、叶多先輩の手には傘が1つ。



も、もしかして、"相合傘"!?



頭がパニック状態。



そんなことも気にせず、叶多先輩は歩き始めた。



やっぱり相合傘か。



嬉しすぎるよ。
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