蒼空の下を、キミと2人で
「ねぇ、お腹空いた?」



ほんとに丁度、少ない朝食のせいで、お腹が空いてきたところだった。



「食べていいのかな…」



とか言いながら、綺麗にうさぎに切られたりんごがはいったお弁当箱を取り出した。



「りんご?



うまそう」



りんごとフォークを差し出した。



「どーぞ」



ちょっとからかってみた。



「食べさせて」



「え?」



勢いよく振り向いた。



「結婚するんだろ?



結婚生活の練習」



ニッと笑った。



「しょうがないなー。



…あーん…」



パク



「おいしい!」



照れてるにこが可愛くて、嬉しいはずなのに、頭の中には病気のことがあって。



苦しくなった。
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