蒼空の下を、キミと2人で
翌日。



「あぁー」



一睡もできなかった。



お姉ちゃん特製の朝ごはんを食べる。



「おいしい?」



「…うん」



「ほら、元気出して!



行ってらっしゃい!」



1人で家を出た。



いつも隣にいた蒼はそこにはいなくて。



「にこー!!」



こっちに向かって走ってくる彩花。



「昨日休んだから、心配したんだよ?」



彩花にはまだなにも言ってない。



「彩花ー!!」



いきなり抱きついて、全部話した。



頷きながら聞いていた彩花。



「そっか、大変だったんだね」



彩花は慰めてくれた。
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