蒼空の下を、キミと2人で
蒼はゆっくり起き上がった。



「…にこ…大丈夫…?



昨日…ちゃんと寝た…?」



人の心配してる場合じゃないよっ!



「…寝てない」



蒼は、私の頭をなでた。



「…ふらふらしてる。



ちゃんと寝なきゃ…」



蒼だって、ふらふらしてるよ。



「だって…蒼が、心配で心配で、夜も眠れないんだよ…」



涙は、堪えた。



でも…



ポロッ



蒼が泣いた。




「ごめん…



俺のせいで…にこが眠れないって…ふらふらになってるのを見てると…辛い…



…本当、ごめん」




「蒼のせいじゃないよっ!




大丈夫、だから!」



蒼、そんな風に思ってたんだ…
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