蒼空の下を、キミと2人で
蒼side
手術当日。



緊張するし、お腹は減ったしで、ちょっとピリピリしていた。



でも。



「蒼っ!」



「にこ!?」



にこが来てくれた。



そして、



「ねぇ、キスして?」



自分でもどうかと思ったけど…



キスした。



「もうこれで大丈夫?



応援してるから!」



おかげで、ちょっと頑張れる気がした。



「蒼、頑張るのよ!」



「頑張ってねー!!」



にこたちと別れてからは、緊張でよく覚えていない。



冷たいところに寝かされ、意識はなくなった。
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