蒼空の下を、キミと2人で
休み時間。



「にこ!



どうしたの?」



「蒼のお母さんに戻ったら?っていわれたから。」



学校にいた方が、緊張しない。



「そっか。



そういえば、次のテストの範囲配られたから!」



彩花にプリントを渡された。



ざっと目を通して、思った。



いつも1位のライバルが…



いないんだ。



1位になれると思ったと同時に、やっぱり蒼がいなくちゃ何も面白くないって思う。



「ありがと」



「いえいえ!」



キーンコーンカーンコーン



数学の先生が入ってきた。
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