蒼空の下を、キミと2人で
4時間目だったから、お腹減ったし、何より時間が早くたってほしかった。



だから、問題をいつもの1.5倍速で解いたり、ノートを究極に綺麗に描いてみたりしたけど。



「はぁーー」



さっきから10分しか経ってないよ。



さらに睡魔が襲ってきた。



しばらくはこっくりこっくり、睡魔と戦っていたけど。



「…もういいや」



戦うのを諦め、眠りについた。



「…もせ、…ももせ、百瀬!!」



ビクッ



先生、顔真っ赤にして怒ってる。



「すみませんでした」



誠意のこもってない謝罪。



もう、ただ蒼に会いたかった。



先生は、私のノートを見て、



「ノートはとってあるな。



次から寝るなよ!?」



と言って、教壇に戻っていった。
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