蒼空の下を、キミと2人で
ホームルーム。



あー、もう。



早く終わらないかな。



「さようならー」



やったー!



部活も、この日だけは休むことになっていた。



「彩花!明日ね!」



「百瀬!」



ビクッ



担任の先生が手招きした。



「最近、寝てるみたいじゃないか」



それどころじゃないのに!



「ごめんなさい!



お説教なら明日にしてください!!」



彩花に走って追いついた。



「にこ!勇気あるねー。



まぁ、頑張って行ってらっしゃい!」



彩花に手を振った。



「はぁはぁ」



カバンが重たい!



やっぱり、ちょっと待ってバスに乗ればよかった。


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